宮尾登美子さんの小説「きのね」が再び注目されています。

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宮尾登美子1宮尾登美子さんが、昨年12月30日老衰のためお亡くなりになられました。一途に生きる女性の姿を、細やかな文章で描いたベストセラー作家のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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宮尾登美子さんは、「藏」や「天璋院篤姫」、「平家物語」さらには大河ドラマ「篤姫」原作本とかなど、様々な女性が主人公で真っ直ぐに小説をよく書かれていて、多くのファンと読者を集めました。

デビュー作である「女の業」を出版してから現在までずっと何十年もの間、人気の女流作家でい続けることって、すごい事ですよね。
その中でも歌舞伎ファンからの支持を集めている「きのね」について触れたいと思います。

この作品は、2013年の2月3日に亡くなった市川団十郎さんのご両親(11代目)をモデルにして書かれた小説なのです。すべて女性の視点から書かれています。歌舞伎と茶道、閉鎖的で独自のしきたりを持つ家名をつないでいくために押しつぶされつつも、それでも脈々とそれをつないでいく人たちを描いていた。美化はせず、過去のそういう風習であったことを正しく伝えたいという意思が表れています。

以下、「きのね」あらすじです。
主人公の「光乃」が父の借金で一家離散になり、代々歌舞伎をやっている家に女奉公として勤めることから始まります。持ち前の口の堅さや気遣いのできる性質から、だんだんと認められるようになり当主の長男である雪雄のお付となる。
しかし、雪雄は類まれな美形役者であったにもかかわらず口下手の癇癪持ちでさらには病弱という生い立ちであった。その後、光乃は雪雄の舞台姿を目にした日に、雪雄の存在が鮮やかに胸に焼きついてどうしても忘れられなくなってしまう。その時の景色は拍子を取る「木の音」と共に光乃の心を何度も苦しめるのであった。

宮尾登美子さんの作品の中に出てくる花街の世界は、実話というか本人の生い立ちを元にして書かれて部分があるんです。ご本人がその仕事をしていたというより、実家が芸妓紹介業をされていたんですですね。だから男が描く花街と違って、お客さんや芸妓とのやり取りなどの深さが全然違って本当にリアルなところが好きですね(*´ω`*)

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